協力隊員活動記 ~キリマンジャロ山麓の農村で現地民と暮らした2年間の記録~

青年海外協力隊(2015年9月~2017年9月)でタンザニアに派遣されていました。キリマンジャロの見える農村で様々な課題解決に取り組みました。

帰国 ー 逆カルチャーショックについて

こんにちは。久しぶりのブログ更新になります。

 

2017年9月末にタンザニアから帰国し、日本で生活を始めて半年近くが経過しようとしています。

 今回は、2年間タンザニアで生活した後日本に戻ってきた際に感じる、文化や常識の違和感、いわゆる「逆カルチャーショック」について書いてみたいと思います。


~帰国後の自分のFacebookの投稿から~

【日本に帰国して】
・電車の中が静かすぎて落ち着かない。
・外の景色を見て乾季か雨季か考えてしまう。
・電車降りてどっちに行ったらいいか迷ってると後ろからぶつかられる。
・駅で迷う。出口だと思ったら「乗換専用口です」みたいな訳わからんところに。
・駅で歩いている人達の顔が全員ひどく疲れていて心配する。
・初日からタンザニアホームシック。
・帰国していた先輩隊員に会えたときの安心感半端ない。
・後ろに知らない人に立たれると警戒して落ち着かない。
・とにかく不安感と違和感が消えない。
・服装が全員地味。
・後ろからの車の接近に警戒、夜街を歩くことが不安
・外国人(とくに黒人)を見ると親近感を感じる
・「いらっしゃいませ」に対する返答に悩む…。

帰国当時は色々「逆カルチャーショック」を受けてたんだなーと思います。笑
ちなみに、今は日本の社会や生活に慣れてきましたが、大きなギャップを感じていることがあります。

それはコミュニケーションです。店員の話し方は機械的で、すれ違う人は目も合わさず、挨拶だけの電話が来ることも少なく…。そしてそんな日本社会に自分が慣れつつあることにもストレスを感じています。
タンザニアは挨拶をとても大切にする文化です。しばらく話していない友人や近所の人からは頻繁に電話がかかってきたり、メッセージが入ったり。道行く人とは挨拶を交わし合い、初対面の人とも冗談を言い合ったり。

日本にいるとどうしても、空き時間が出来ると何かしていないといけない衝動に駆られ、予定のない日は予定を埋めようとし、毎日やらねばならないことを作ろうとしています。(これは僕の性格上の問題かもしれませんが…。)
日々の暮らしを楽しむこと、周りの人との時間を大切にすることをもう一度見直してみようと思います。