協力隊員活動記 ~キリマンジャロ山麓の農村で現地民と暮らした2年間の記録~

青年海外協力隊(2015年9月~2017年9月)でタンザニアに派遣されていました。キリマンジャロの見える農村で様々な課題解決に取り組みました。

2016-01-01から1年間の記事一覧

活動計画 ~赴任から半年を経て~

さて、気がつけばもう赴任から半年。任期の4分の1が終わってしまいました。早いものです、ホント。 一時期やる気の出ない時期はありましたが、最近はまたやる気が復活し、精力的に動き回っています。 ちなみに、ここへ来て半年、一度も体調を崩したことは…

大雨季の到来 ~人間活動の本質とは~

昨日の出来事。気温、風、空や雲の流れを見ていてふと感じた。 「雨季が来る…」 その日の夕方のことだった。少し小雨が降ったかと思えば、まもなく暴風とともに豪雨が襲来した。 タンザニアはサバンナ気候(サバナ気候)。Awという記号で表されれる。熱帯気…

協力隊の活動の意義 ~何をしていいか分からなくて良い~

1ヶ月ぶりの更新です。 この1ヶ月何をやってたんや、と疑問に思う方も僅かながらいる可能性が無くはない。 はい、ぶっちゃけ活動自体は特に進展なし。旅行を楽しんだりしてました(笑)旅行の話は追々書くとして… 今日は僕が感じた協力隊の活動について書…

見えてきた配属先の課題 ~報告書、そして要望調査票の役割とは~

日本は大寒波到来のようですね。 僕がいるこの村も、標高1,100mくらいなのでアフリカと言えど朝晩は肌寒いこともしばしばです。 僕の家はお湯シャワーがついているのですが、入居以来電気のトラブルで使えていません。 最初の頃はわざわざ湯を沸かしてシャワ…

タンザニアの行事② ~結婚式~

1ヶ月ほど前の話になってしまうのですが、仲良くなった近所の農民の結婚披露宴に参加してきたので結婚披露宴までの流れを紹介しようと思います。 ◯ 入籍のタイミングで資金集め まずは結婚披露宴開催のための資金集めです。「私達〇〇は✕月△日に入籍いたしま…

農民の暮らしを知るということ ~マハラゲの収穫作業~

◯ 収穫は共同作業 小雨季が終わり、畑にはマハラゲ(豆)の収穫に勤しむ農民の姿が見受けられます。農家の畑は人にもよりますが、1~2acre(1acre≒0.4046ha)ほどの広さ。 ▲小雨季の雨が終わり枯れてしまったマハラゲ。農民はやむを得ず収穫する。 太陽が…

NGO対JOCV ~協力隊員に出来ること~

気付けば日本を発ってから、4ヶ月近くが経ちます。早いものです...。最近は活動が多くて ◯ 教会系NGO ”Floresta” 1984年にアメリカで発足した"Plant with Purpose"というNGO。農民グループを結成して有機農業を学んだり森林保護のために植樹したり。農民グ…

言語の壁とやる気ダウン

実はここ1ヶ月くらいずっと気が落ちていました。辛うじて食事はするものの、家の掃除もする気に慣れないし、ましてや活動はほぼ何も出来ていなかったと言っていいでしょう。ま、もう完全に復活しましたが(笑) もともと僕は気分の上下がコーヒーの国際価格…

タンザニアの行事① ~最重要行事、クリスマス~

最近少し疲れ気味でブログの更新が止まっていました。日本を離れもう3ヶ月以上経ちました。ちなみに「日本に帰りたい」などたったの一度も思ったことはありません。 それどころか、「帰りたくない」という思いが日に日に強まっているように感じます。ま、そ…