協力隊員活動記 ~キリマンジャロ山麓の農村で現地民と暮らした2年間の記録~

青年海外協力隊(2015年9月~2017年9月)でタンザニアに派遣されていました。キリマンジャロの見える農村で様々な課題解決に取り組みました。

食品添加物と味覚- パンに酸化亜鉛!?!?

今回は今までと違い、ネガティブな題材を扱います。タンザニアの魅力を伝えたいですが、無駄に美化するのも違うと思ったので。

 

◯ スーパーでパンを購入。変な味!?

まずはこれを見て下さい。スーパーに売ってる食パンです。

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一見美味しそうです。僕もそう思ってはじめは買ったんです...。

 

ところがいざ口に入れてみると...  !?

 

明らかに化学物質系の味が...。非常に残念であり勿体無く思いましたが、最終的にカビが生えてゴミ箱行きになったパンでありました。。。

 

◯ 小麦粉に亜鉛??

その原因がやっと分かりました。それは小麦粉に入ってる食品添加物....。

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これはタンザニアのスーパーで普通に手に入る小麦粉。

 

この袋の側面を見てみると.....

 

 

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「Micronutrients Added(添加されている微量栄養素)」として、

Sodium Iron EDTA(エチレンジアミン四酢酸鉄ナトリウム)、Zinc Oxide(酸化亜鉛)、Folic Acid(葉酸)、Vitamin B12(ビタミン剤)

が入っている。量は表の右に1kgの小麦粉にmg単位で記されている。

 

この酸化亜鉛(Zinc Oxide)日本では食品添加物としての使用が禁止されています。

この酸化亜鉛、妊娠したネズミが餌に2000ppm (2000mg/kg)以上入れると死産する、というもの。

 

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001v897-att/2r9852000001v8ro.pdf

 (▲上記のURLを参照しました)

 

これが普通に小麦粉に入ってるという現状...。

 

「マジか~、やっぱ途上国怖いな~~」って思ったそこのあなた!!

日本だから安全、なんて思ってないですよね??

 

 

◯ 食品添加物って安全??


食品添加物や化学薬品、経皮毒の人体への影響は科学者の中でも意見が分かれるところです。現在の食品安全学分野では、食品添加物の安全性は保障されているようです。

 

でもそれって西洋医学の価値観に囚われた中での判断ですよね。アレルギーだったり、原因すら分からない病気が山ほどある中で、何故安全と言えるんでしょうかね。(笑)

死ななければOKでしょうか。「免疫力」や「老化」と言った観点、西洋医学では、数字では測りきれない要素を無視した「安全」をどうして信仰できるんでしょうかね。

 

その小さな箱の中で保障された安全を僕は鵜呑みにしたくはないですね(笑)

 

あ、ちなみにタンザニアのスーパーでは勿論普通の小麦粉も手に入るので安心して下さい。(^^)

 

◯ 添加物と味覚のはなし

 

冒頭で書きましたが、僕は口に入れた瞬間(正確には口に近づいた瞬間)、明らかにおかしな、食べ物ではない風味を感じました。そしてそれは日本でヤマ◯キパンや、マク◯ナル◯を食べた時にも感じるあの化学調味料の風味と似ていました。

実は、他の日本人はそれを「おいしい~」と言いながら食べるんです。

 

僕には信じられませんでした。

 

おそらく味覚が麻痺して化学調味料や添加物の味が分からないんだと思います。

 

何を隠そう、僕もかつて(中学くらいまで)はヤマ◯キパン食べてもマク◯ナルドいっぱい食べてたので人のことは言えません(笑)

でも、一度本物の味を知ると今まで自分が食べていたものがどれだけおかしな味かがよく分かりました

 

本当の味が分からないって、残念だなって思うんです。本当においしいものをおいしいと感じたくないですか?

 

ということで今回は添加物の話でした。話が大きくならないうちにこの辺で切ります。

皆さんも、自分の口に入れるもの、自分の体になるものはケチらない方が良いと思いますよ。

 

▼パンの添加物について参考ページ挙げときます。元精神科医で、西洋医学を批判しまくってるこの方、僕は大好きです。

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