協力隊員活動記 ~キリマンジャロ山麓の農村で現地民と暮らした2年間の記録~

青年海外協力隊(2015年9月~2017年9月)でタンザニアに派遣されていました。キリマンジャロの見える農村で様々な課題解決に取り組みました。

日本の教育の問題点? -スワヒリ語のテキストを見て思ったこと-

今回は教育の話をします。まずは次の絵を見て下さい。

 

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・・・??!?

 

これは僕が今学んでいるスワヒリ語のテキストの図です。

「この図を見て、『~しながら~している』という例文を作りなさい。」

という問題です。

 

  次の問題も。

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 この図から話を作れ、という問題。
ちなみにこれ以上の何の設定も注意書きもない。

 

問題としてどうやねん、おい!

 って思いましたが、ここで日本の教育のことを考えてみました。

日本では「選択肢から選べ」「次の日本語を英語に訳せ」「英語を日本語に訳せ」...などなどの問題が並んでおり、自分で文章を作るような問題は少ないです。

それは採点がしにくいから、という理由かも知れませんが、

日本の教育は「考える」のでなく「ルールに従う」ことを目的に行われている気がします。自由な発想をすれば先生に注意され、矛盾を問いただせば「屁理屈」と抑圧されてしまいます。

 

 

ある芸人が言いました。

 

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その通りかもしれないですね。

 

 

そして京都大学の山極総長は言いました。

「高校の教育改革を大学も協力してやっていく必要がある。正解をひたすら暗記する受験勉強をしてきた高校生の多くが大学に入って壁にぶつかっている。高校の段階から、答えのない問題を考える力を身につけさせる教育に変えていかなければならない。」

(参考URL: http://open.mixi.jp/user/15643322/diary/1947200775

 

さすが、我ら山極総長。今後の総長の京大改革に期待したいです。

 

日本も

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▲こういう教育が必要なのかも知れないですね。

 

以上「スワヒリ語のテキストと日本の教育」でした。

ちなみに話を作る上の問題、話としてつなげるだけで精一杯で、面白さのかけらも入れれそうになかったので僕が書いた文章は紹介しません。力量不足ですいません。